Case

Letter 05

オリジナルウエディング

きみへの想いを、花束に込めて。

結婚式前日の朝、
花屋のアトリエで新郎さまと待ち合わせ。

これまでサプライズなんてしたことなかったな…
と仰る新郎さまと一緒に考えたのは、

「自分の手でつくるサプライズウェディングブーケ」

 

普段からお花が好きで、
よくお花を買いに来てくれる新郎さま。

そんな彼が人生で初めて束ねた花束は、
大切な人へ贈るウエディングブーケになりました。

 

大切な人を想いながら、
一輪一輪束ねていく。

喜んでくれたらいいな…と、
渡したときの彼女の笑顔を想像しながら。

むずかしいと言いながらも、
初めてとは思えないくらい
とても素敵なウエディングブーケが完成しました。

迎えた当日の朝。

和やかな雰囲気の中、
おふたりの支度も無事に終わり、
いよいよそのときがやってきました。

一足先に控室を出た新郎さま。

中庭で待つ彼に追いつくと、
振り返ったその手にはウエディングブーケが。
打ち合わせのとき
白無垢に合わせるなら白いお花がいいな、
と言っていた彼女の、希望通りのブーケが目の前に。

「私がつくりました」と新郎さまが伝えると、
驚きながらも「上手やんっ」とクールに答える新婦さま。

ブーケを手に持ったときの
彼女のとびっきりの笑顔が本当に素敵で、
それにつられて新郎さまも、近くで見届ける私たちも、
みんなが笑顔になった温かい時間でした。

ご家族と大切なご友人をお招きして

少人数での神社挙式。

 

晴れ姿のおふたりが

集まった皆さんの元へ向かうと、

沢山の祝福の声と笑顔に包まれました。

 

 

会いたい人に会えること、

大切な人たちと

この瞬間を一緒に迎えられたことが、

あらためて幸せだと感じる一日でした。

おふたりへ

 

一緒にいることが自然で

お互いを理解し合えているからこそ

気の合う相方のような関係のおふたり。

照れ臭くて普段は相手への想いを

言葉にして伝えることなんてないと思うから、

結婚式の日にどうにかふたりだけの時間をつくりたい!

と、私は打ち合わせが始まった頃からこっそり企んでいました。

 

お花の打ち合わせでブーケの話になった時

「白無垢に合わせるなら白いお花がいいな…」

と呟いた新婦さまの言葉と、

普段からお花が好きだと言う新郎さまのエピソードから、

これしかない!とひらめき、

新郎さまにご連絡させてもらいましたね。

 

今思うと、ご提案した時の私は熱意がありすぎたかもしれませんが、

前日にお花を束ねているときの新郎さまの表情も、

当日ブーケを少し恥ずかしそうに受け取った新婦さまの表情も、

どちらも愛に溢れていて本当に素敵でした。

 

男性が愛する女性に花を贈ることは、

シンプルだけど真っ直ぐに気持ちが届く、

やっぱり最強のサプライズですね。

 

これから新しい家族も増えて、

おふたりの人生に益々楽しみが増えますね。

素敵な笑顔がたくさん溢れるご家庭を築いていってください。

そして、またあの日のことを思い出した時には、

大切な人へお花を贈ってみてください。

ドキュメンタリームービーはこちら▽▽

 

– January.2021 –

 

Place / 京都  今宮神社
Guest / 27名  神社挙式

 

Producer:Ayumi Kuwada

Flower:LUVONICAL flowerworks

Florist:Miyuki Takashima

Hairmake:Younghwa Lee

Photo&Movie : Akihiro Ohta

Kimono:THE KIMONO SHOP

 

Produce by HANA NO WEDDING