無限大を意味する「インフィニティ」が
名前に含まれる全長30メートルのプール
思い切り飛び込んで、水から顔を上げると
そこには広大な瀬戸内海が広がっていた
水面と海の境目がわからなくて
どこまでも泳いでいける気がする
時がすぎ夕暮れ
寒くなる前に部屋に戻ろうと
出口へ向かいつつ、ふと振り返ると
今まさに沈まんとする夕陽が
プールの真ん中に落ちていくのが見えた
橙に染まる海、空、プールの水面
目の前が一色で色塗られた景色を前に
全ては繋がっていることを実感した