140年前
日本海と京都大阪を結ぶ港として
栄えた宿場町、滋賀県の今津町
琵琶湖に面したこの町に
ひっそりと佇む古民家がある
「福田屋」と書かれた引き戸を開けると
中には昔ながらの囲炉裏と釜戸
夏には囲炉裏で鮎を焼き
正月には釜で餅つきをする
伝統的な日本の暮らしが
ここでは体験できる
料理人のご主人は
料理にもこだわりを持っている
火を使う調理は
必ず客前で行うという
食材が焼ける香りと色合いの変化
全てを味わってもらうための工夫らしい
丁寧に歴史を積み重ねた宿で
1組1組のために丁寧に調理をする
目の前の人の幸せを願うご主人の料理は
こちらまで優しい気持ちにさせてくれる