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August 18, 21

五感を刺激し、豊かな心を取り戻す。自然に溶け込む貸切別荘「ISLAND LIVING」と、花ノ家族婚で作る結婚式。

忙しい日常生活の中で、ふと、自然の中に帰りたくなる瞬間はありませんか。風の心地よさを肌で感じ、波の音に耳を澄ます。そんな非日常を求めている方もいらっしゃるのでは。

この度、花ノ家族婚は、兵庫県淡路島の海沿いに位置する「ISLAND LIVING」と共につくる結婚式をリリースをしました。「ISLAND LIVING」は、“五感の蘇生”をテーマにした貸別荘。自然と触れ合う中で、訪れた人の五感が刺激され、当たり前の日常にある豊かさに気付く心を取り戻す場所。

結婚式を「その日限りのイベント」ではなく、その先のお二人や家族の未来を紡ぐ機会と捉える花ノ家族婚が、「ISLAND LIVING」とコラボレーションするに至った背景とは。

「ISLAND LIVING」管理人の織田香純さん、花ノ家族婚プロデューサーの桑田亜由美さん、同代表の伊藤良樹さんに、両者に共通している思いと、コラボレーションだからこそ生み出せる、結婚式の価値について聞きました。

スクラップ&ビルドではない、長く愛される価値を


 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

——まずは、ISLAND LIVINGがどんな場所なのか教えてください?

 

ISLAND LIVING・織田香純(以下、織田)さん:ISLAND LIVINGの運営会社は、インテリア・建築設計事務所「DRAWERS」。空間作りを専門にしている私たちが、コロナ禍で遠出がしづらい方の為に、自然を感じながら、周りを気にせずゆっくり過ごしていただける貸別荘として造りました。

海から歩いて数分の場所にあるISLAND LIVINGは、耳を澄ますと波の音が聞こえ、仕切りのない部屋に風が吹き抜ける。大きな窓からは、柔らかい日の光が差し込み、屋内に設置されたヴィンテージ家具からは、時を重ねた深い味わいや、愛されてきた温もりを感じられます。

 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

都会生活では味わいづらい自然の移ろいや、ゆったりとした時間の流れを体験できる一棟貸のプライベート空間で、お客様のお好きなように過ごしていただいています。お客様の体験談や、SNSで投稿いただいた感想から、「こんな素敵な過ごし方できるんだ」と毎回学ばさせていただいているんです。

 

——「結婚式」で利用するのは、今回が初めてと伺いました。どのような背景から、花ノ家族婚とISLAND LIVINGのコラボレーションが生まれたんでしょうか。

 

花ノ家族婚 代表・伊藤良樹(以下、伊藤)さん:ISLAND LIVINGのことは、以前から知っていて、考え方とデザインが素敵な宿だと思っていました。コラボレーションの構想が出てきたのは昨年末。DRAWERSさんが、廃材を利用するプロダクトブランド「wa/ter」をリリースされた頃です。その背景にある思いに親和性を感じて、お話を伺いに行きました。

織田さん:私たちは、インテリアデザインや建築によって、大量の廃棄物を出していることに対する違和感から「wa/ter」を立ち上げました。次々に価値観が移り変わる現代は、古くなったものは壊され、新しいものが作られる「スクラップ&ビルド」を繰り返しています。地球や人類の未来を考えた時、それは正しいことなのかという違和感。デザイナーとして、世代を超えて愛されるものを作りたい、という思いからブランドが立ち上がりました。

「wa/ter」のプロダクトは、ISLAND LIVINGにも使われています。例えば、ブラウン管を溶かし不純物を取り除いたリサイクルガラスでできた「hamon」。ブックエンドやアロマ立て、オブジェなど、さまざまな用途でご利用いただけます。

 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

花ノ家族婚プロデューサー・桑田亜由美(以下、桑田)さん:「スクラップ&ビルド」の話を伺った時、結婚式業界にも同じような構造があると思いました。ゲスト卓や高砂(新郎新婦が座る場所)に飾られている装飾は、お二人やゲストが持ち帰れない分は廃棄されている現状があるんです。

結婚式を「その日限りのイベント」と考えるならば、それでいいと思います。しかし、花ノ家族婚の結婚式は、その日限りではなく、お二人やご家族の未来まで残り続ける価値を提供できるものにしたい。それならば、当日の装飾やお花も「作って捨てる」ではなく、持ち帰って使えたり、ずっと飾っておけるものに出来るんじゃないか。そんな風に、私たち自身のあり方を考えるきっかけを、DRAWERSさんからいただきました。

花ノ・伊藤さん:花ノ家族婚は、ご一緒するホテルや宿の「価値観」を掛け合わせて結婚式を作っています。DRAWERSさんとなら、当たり前だと思われているものを長く大切にしようという「価値観」を、お二人やゲストに持って帰っていただけると確信し、一緒に結婚式を作らせていただくことになりました。

 

デザインしすぎず、懐かしさを感じられる空間


 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

——その日その瞬間だけではない、未来に繋がる幸せや豊かさを大切にする思いが、共通するんですね。そんなISLAND LIVINGで、トライアルの家族婚をされたそうですね。実際に過ごしてみて、どのようなことを感じましたか?

花ノ・桑田さん:先日ここで、娘さんが6歳の誕生日を迎える、結婚7周年のご家族のお祝いをプロデュースさせていただきました。7年前の結婚式以来、お手紙を渡しあったり、心の奥底にある思いを伝え合うような改まったことをしていないお二人。一度立ち止まって、これまでの感謝を言葉にしたり、家族の未来を考えるような時間を過ごしていただいたんです。

花ノ・伊藤さん:娘さんから、ママ、パパへのサプライズもあって。似顔絵と手紙を渡す姿は、とても可愛かったね。

 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

花ノ・桑田さん:特に印象的だったのは、同行していた私たちも、一緒に円卓を囲んで夕食を食べた時の雰囲気です。ISLAND LIVINGは、お洒落で素敵な空間でありながら、田舎の親戚の家に集まった時のような、懐かしい感覚が味わえる場所。広さもちょうどよくて、みんなが力まずに、ありのままで楽しめているのが分かりました。

織田さん:お客様には、暮らすように過ごして欲しくて、あまり装飾しすぎないデザインを心掛けているんです。

花ノ・伊藤さん:「暮らすように過ごす」という言葉は、とてもしっくりきますね。ISLAND LIVINGでの暮らしは、生活の中にある特別な瞬間を、鮮明に感じさせてくれるんです。

例えば、窓から差し込む朝日で目を覚まし、2階の寝室から降りてきて、食卓に腰掛けコーヒーを飲む。その時にふと、家族と一緒に過ごした昨晩の余韻を感じて、幸せを噛み締める。そんな「忘れずに、日常に持って帰りたい」と思う感覚を、ふと、感じさせてくれる場所だと思います。

 

 

織田さん:そう言っていただけて、嬉しいです。以前、宿泊した方によると、ここに泊まると、なぜか早寝早起きがしたくなるらしいんです。日が沈んだら眠って、朝日と共に起きる。自然のサイクルに合わせて生活してみると、朝の明るさや夜の静けさのような、日頃意識しづらいものを感じられる。その結果、普段の生活に戻っても、早起きの習慣をつけてみたり、生活の仕方を見つめ直してみるきっかけになっているようなんです。

 

「変わらない」ではなく「共に変わる」ことを誓う


 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

——ISLAND LIVINGでは、五感を取り戻し、日常にある「特別」を感じられるんですね。一方、宿やホテルは運営している方の思いも、大切だと思っています。織田さんがISLAND LIVINGを運営することになった背景を教えていただけますか。

織田さん:私がDROWERSというデザイン事務所に入ったのは、学生時代に訪れたフランスのカフェの店舗内装に惹かれたからです。自分が設計した場所で、お客様に楽しんでいただきたいと思い、大学卒業後にデザイン学校に通い直して、今の仕事に就きました。

淡路島にあるISLAND LIVINGの運営をすることになったのは、大阪で働く中で自然が恋しくなったのがきっかけ。コロナ禍になって、リモートで場所を選ばず働けるようになったタイミングで、前から素敵だと思っていた淡路島に移住することを決めました。そして、ちょうど同時期に建築が進んでいた、ここの運営も任せてもらうことになったんです。

 

——管理人を始められたきっかけは、偶然の要素もあるんですね。現在運営される中で、どのような思いをお持ちですか?

織田さん:直接の答えになるかわかりませんが…。私、壊れた漆器を修理する「金継ぎ」にすごく興味があって。2・3年前から習っています。実は、その金継ぎとISLAND LIVINGには、共通する考え方があると感じているんです。

 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

金継ぎは、割れたお皿をもう一度使えるようにするリノベーション。ISLAND LIVINGも、新築ではなくて、元々あった古民家を活かして作った場所です。価値を失ったものに、新しい命を吹き込み、長く使えるものに再生させるという考え方が共通しているし、そこに私は魅力を感じているんです。

 

——魅力を感じるようになったきっかけは何かありますか?

織田さん:これといったきっかけは思い出せないのですが、学生時代から古着を好んで着ていた気がします。きっと、新品のものよりも、誰かが使ったり、時間が経ったことで生まれる「味わい」に、昔から惹かれていたのかもしれません。

花ノ・桑田さん:欠けてしまったお皿を修繕する「金継ぎ」の考え方は、夫婦が長い間連れ添いながら、関係性を紡いでいく姿にリンクしますよね。

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

花ノ・伊藤さん:たしかに。夫婦や家族の関係性って、子供が生まれたり、年齢を重ねることによって変わっていくもの。時には喧嘩をして関係性が悪くなったり、距離が生まれることもありながら、関係を更新していく夫婦の姿は「金継ぎ」で修復されるお皿と重なるところがありますね。

花ノ・桑田さん:きっと結婚式では、夫婦の関係が「変わらない」ことではなく「一緒に変わっていく」ことを誓うのが、大切なんですよね。お互いの変化を受け入れながら、理解し、協力し合う関係を約束できる家族婚を作っていきたいですね。

 

「両家団欒」を味わう、新しいスタイルの結婚式


 

——「wa/ter」の廃材にもう一度価値を吹き込むという思想とも一貫する部分を感じます。表現の仕方は違えど、根底で繋がっている両者だからこそ出来る結婚式は、どんなものになりそうでしょうか。

花ノ・桑田さん:ISLAND LIVINGでの1泊2日は、あえて設計しすぎないようにしたいと思います。お二人とご家族がこれまでの日々を共有しながら、感謝の思いを伝え合う挙式「巣立(すだち)式」は用意しますが、それ以外は自由に過ごしていただく。

夕食も、近くのスーパーで買い出しをして自分たちで料理することも出来るし、ケータリングのシェフを派遣することも可能。お二人やご家族のお話を伺いながら、ベストな時間の過ごし方をご提案できればと思っています。

花ノ・伊藤さん:お客様がISLAND LIVINGで過ごす時間を想像すると、「両家団欒」という言葉がしっくりきます。1泊2日、リラックスできる空間で過ごしたら、「一家団欒」を超えて、両家が団欒していそう。

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

花ノ・桑田さん:朝をゆっくり過ごしながら「両家団欒」を感じていただけたら嬉しいですね。ご家族だけの時間を大切にするために、私たちスタッフは、初日の夕食の途中で宿を出ます。みなさんの翌朝の様子が見れないのが残念ですが(笑)。

織田さん:前日の余韻に浸りながら、式や夕食時の写真を見返せたら、更に良い時間になりそうですね。

花ノ・伊藤さん:撮影した写真のデータが翌朝届いて、コーヒーを飲みながら見てもらう。凄く良い時間になるイメージが湧きます。カメラマンさんに相談したら、実現できそうなので、持ち帰って考えてみます。

花ノ・桑田さん:いいですね。ISLAND LIVINGには、事前に注文すると、近くの養鶏場の採れたての卵が届くサービスがあります。その卵の受け取りボックスにUSBが入っているとか、どうでしょう。

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

織田さん:お土産みたいで素敵!プロジェクターもあるので、真っ白な壁に投影しながら、写真を楽しんでいただきたいですね。

——素敵な時間になりそう。ISLAND LIVINGで行う花ノ家族婚は、特に、どんな方にお勧めしたいですか?

花ノ・桑田さん:もちろんどんな方にも来ていただきたいですが、都会での忙しい生活に疲れを感じている方や、自然を感じながら肩肘張らずに結婚式をしたい方にぴったりだと、個人的には思っています。

日常のことを全部忘れて、自分の暮らしを大切にしようと思えて、当たり前の大切さに気づける豊かな心を取り戻せたら、普段の生活にも違った楽しみを見出せるんじゃないでしょうか。

織田さん:自分自身も、淡路島に来てから、その価値を実感している1人です。日々忙しくされている方こそ、来ていただけたら嬉しいです。

花ノ・伊藤さん:ISLAND LIVINGは、大阪から1時間でいける場所にあり、空間のデザインもシンプル。色々なシーンで使っていただける宿だと思います。コロナの状況もあって、結婚式が挙げられていない方や、結婚後数年経って、改めて家族の関係を見直す時間を取りたいという方にも、ご利用いただけたらと思っています。

お世話になった方への報告として、結婚後すぐに行う「結婚式」も素晴らしいですが、それ以外のタイミングで行う、新しいスタイルの結婚式も増やしていきたい。そうすれば、もっと多くの方が、自分たちの状況に合わせて、自分たちらしい結婚式ができるはずです。ISLAND LIVINGでの家族婚は、新しい選択肢の一つになると思います。

 

花ノ家族婚マガジン:ISLAND LIVING awaji 対談記事

 

[取材・執筆・編集] 佐藤史紹


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