街にひらけたレストランの奥に
ひっそりと佇む一軒家の宿
フロントで歩き疲れた靴を脱ぎ捨て
フカフカの廊下に一歩踏み出せば
まるで友人の家に招かれたかのような
安心感が身体を包み込む
客室には地元の職人が手作りした
あたたかみのある家具の数々
細部まで行き届く丁寧さと
主張の強すぎないこだわりがちょうどいい
「肩肘張らなくていいんだよ」と
空間そのものから
語りかけられているのを感じる
机に飾られたセンスの良い本に目を通し
バスソルトを溶かした湯船に浸かって
人目を気にせず、ふかふかのベットにダイブする
この邸宅では、ありのままに、わがままに
一番好きな自分で過ごすのがしっくりくる